日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

小山田圭吾の中目黒ラジオ

NHK-FMスペシャル・ミュージシャン・シリーズ男性編 Vol.3 小山田君の「中目黒ラジオ」を聴く。

FMを聴くなんて、なんだかすごく久しぶりだなぁと感慨にふけりながら、放送時間にチューニングを合わせる。すると、いきなり端正で真面目なお声のNHKのアナウンサーと思わしき人物が「小山田圭吾」ですと名乗り放送を開始。いきなり「オオぃ・・」とずっこける。

その後も、小山田君を名乗るNHKアナが平然と日本各地の年末の風物詩をレポートし続け、「オイオイ」と感心していると、何故かまだ16時なのに除夜の鐘の音が・・・。そして、延々と続く鐘の音に徐々に「point of view point」のイントロがかぶさってくる。うーん、そうくるかとまたまた感心していると、フェードアウトすると思われた鐘の音が、曲に重なって延々と「ゴ〜ン」鳴り続け、またも「オオぃ・・」とずっこける。その後も、全くもって小山田君本人が現れる様子もなく、自称「小山田圭吾」なNHKアナは淡々と番組を進行し、合間合間にスネークマンショーもびっくりな音コントが展開されてゆく、という具合。

小山田君のことだから、タダでは済まないとは思っていたが、コレほどまでラジカルなことをやってのけるとは思わんかった。もはや、約2時間という枠を使った「作品」ですなコレはと、感心そして歓心しきり。曲のツナギもお笑いネタ的に「ばっちり」な具合だし、いやぁ、すんごいわ本当に・・・


※ちなみに曲目は、NHK公式発表では下記の通り


「スター・スパングル・ガヨ」(コーネリアス
「ポイント・オブ・ビューポイント」(コーネリアス
「ラブソングス」 (ヤン冨田、武満 徹)
「サム・カインダ・ラブ」 (ベルベットアンダーグラウンド
「渡り鳥」(コーネリアス
「フライ」(コーネリアス
「アウト・オブ・タイム コーネリアスリミックス」 (ブラー)
ヨラテンゴ」(ニュークリアー・ウォー)
「シングイット・シット・フェイス」(イーダン)
「ホールワーズ・ダウン・オン・ミー」(マーク・ベリー)
「プラッシュ」(嶺川 貴子)
「KI−4」(ギズム)
「ウィップ・イット」(ディーボ)
「キングス・リード・ハット」(ブライアン・イーノ
「フュア・インマー」(ノイ)
「10番街の殺人」(ベンチャーズ
「クロノメカニカ コーネリアスリミックス」(スケッチ・ショー)
「ミックスド・ビジネス コーネリアスリミックス」(ベック)
「スリラー」(マイケル・ジャクソン
「ドロップ」(コーネリアス
「エブリシング・ニーズ・ラブ コーネリスリミックス」(モンドグロッソ・フィーチャリング・ボア)
「E」(コーネリアス
「チャプターエイト」(コーネリアス
「サイクリック」(バッファロードーター)
蛍の光」(ビル・キース)