WHITEHOUSEでふと思い出したのだが、思えば私がノイズ、特にサイン波が好きになった契機は、健康診断での聴覚検査だった。子供ながらに、あのピーという音が鼓膜ばかりか、存在までを痙攣させるかのようで、その心地よさはとても忘れがたい経験だった。そしてDon't Trust Over 30 を超えた34歳の春にしても、健康診断での聴覚検査が待ち遠しい昨今である。
そんなサイン波好きな私を文字通り「激震」させたのが、頭に電極指して「ピー」「ゴー」しつつ、なにやら「音響存在論」みたいな謎の音響研究を繰り広げているマッドサイエンティスト集団、TAGCによる研究記録的なCDである「Meontological Research Recordings Teste Tones」。しかしながら、ナチスのソニックキャノン研究者の末裔という噂のハフラートリオとか、ノイズ(含む一部現代音楽)の世界はとにかく「ぶっとんでいて」面白い・・・
※TAGCの当該CDの1曲目「Test Tone 40Hz」をヘッドホンで爆音で聴くと、鼓膜がバクバク、脳みそもバクバクと波打つ感じで、本当にやばい感じ。