日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

ゆる〜りとエレクトロニカが流れる憩いの場


下北沢でお気に入りの和み処はいくつかあるのだけど、その中でも昭和建築な一軒家をそのままカフェに改装した某所が、特に和むのである。
然るに、私が「和める基準」は、とにかく「落ち着いて本が読める」ということがまず第一条件なのだが、これが結構満たせていない店が多い。店の雰囲気+景色はいいのにBGMが最悪だとか*1、机と椅子の高さがチグハグで暫くすると背中が痛くなるとか、客が多すぎて煩いとか*2、チャイがないとか*3、まぁガックシトホホな経験は色々あるのです。

その某処は、上記の条件は基本的にクリアしつつ、特筆ポイントはBGMがホンワカ系のエレクトロニカで統一されている、ことなのである。ボッサとかジャズは聴かせようとする「主張」が強すぎて、意識が読書から戻されることが多々あるのですが、ホンワカ系のエレクトロニカは「主張」ではなく、周囲に「馴染む」ように意識を解放する方向へと誘う点で、非常に読書向きかつココロが和むのです。

ということで、最近はホンワカ系のエレクトロニカばかり部屋でボンヤリと流し聴きしているのですが*4、こうした音をBGMに花見とかしたら非常に「ラビリンスで妄想迷路永遠行き」なのだろうなぁと夢想してしまうのであった。

*1:最悪の例:サザン・オールスターズが延々続く

*2:最悪の例:ガキ連れでガキが奇声を上げ店内を循環

*3:ミルクティーでは駄目なのです・・・

*4:それ以外でも、昔からアシュ・ラ・テンペル等の70年代ジャーマン・サイケ、イーノのアンビエントワークス、90年代初頭のチルアウトとかもかなり好きなのです