日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

Bringing in the Blue / John Cunningham

昨年 「私の音楽史(1):90年代初頭 UKネオアコ編」 でも書きましたが、冬と言えば「ココアでホクホク」というステレオタイプなイメージを実践没頭するこのボクなのですが、ココアを啜るその際には、常に必ず ジョンカニ君が必要なのです。ということで、今朝はソフトロックは小休止で、ジョンカニ三昧で寒い朝をやり過ごすのです。

さて、ジョンカニ君の La Di Da 時代の初期3作品は、どれも国宝級のお宝アイテムなのですが、それぞれ固有の役割があって、急速暖房でホンワカしたい時 = 1stの Backward Steps、ジンワリ遠赤外線でホンワカしたい時 = 2ndの Shankly Gates、そして両手をポケットに突っ込んで「真冬の高く澄んだ空」を見上げていたい時 = この3rdである Bringing in the Blue という按配なのです。

ところでボクは、昔から独りでボケーっと空を見上げているのが好きな駄目駄目人間だったので、夏になれば灼熱の太陽を見上げ意識を飛ばし、秋になれば遠のいて行く太陽に寂寥を感じ意識を鋭敏にし、春は花粉症でそれどころではないので意識的に迂回して、冬になれば午後3時40分頃の周囲を黄金に染める黄昏光線に意識を委ねる具合なのです(独白)。そしてそこには、オールウェイズ 脳裏から言葉を彼方に消し去る魔法のミュージックが、空を見上げるボクに付随していたのでした。

あ、なんかどうでもいい前説が長々しく続きますが、とにかくボクは寒い冬に空を見上げる時、このアルバムの1曲目「Paradise Chosen」を脳裏に浮かべながら「虚無の虚空」に意識を浮かべつつ、ブルブルと「身を切るような寒さ」という反作用とのアンビバレンスな状況に至福かつ至高というか法悦の瞬間を迎える訳なのであります(大袈裟な嘘です)。

って、エクリチュール自動 に寝ボケ眼でホットに書き綴ったら、大好きなこのアルバムについて、全然きちんと語れていない、ではないでぃすか、ボクの無意識のバカ、バカ野郎〜、ついでにブルトンのバカ、バカ野郎〜(不完全休止)・・・・