日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

ぼくらは歩く


週末は、相棒とひたすらダラダラでユルユルに散歩ハイで散歩しまくった二日間であったのだ。土曜日は新宿区の北東部界隈から御茶ノ水、日曜日はワタシが生まれ育った杉並区の松ノ木から宮前界隈まで、と、雲ひとつなく、青く澄んだ空の下 「ぼくらは歩く / ただそんだけ」*1 って感じで、目的地のことは曖昧に、感覚に導かれるままに右に左に、脇道それて、でも地図という「俯瞰を持たないことの不安」なんてどこ吹く風、って按配で。

でも、なにもかもに意味があって、なにもかにもが大切で、なにもかにもで自分の空虚さを埋めて、なにもかにもに溺れて、なにもかにもをわかった風になったり、はしないンだ。なんてこと、ゆっくりと感じながら、地上から10cmほど浮かび上がった意識に誘われるがまま、歩くスピードで言葉と感覚の間を「たゆたい」ながら、ひたすら歩き続ける、そんな日々。
 

*1:フィッシュマンズ / Walkin' [neo yankees' holiday 収録]