日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

コーヒーとボクとオータムと


解りきったことですが「秋」です、唐突な書き出しですが、それでいいのです。ということで、久しぶりにポエムを書き連ねたくなる汚染値なボクなのであります。其れはさておき、秋=読書なのです。そして、読書=珈琲なのです。さらに、珈琲=薀蓄なのです。という華麗な三段跳び>着地に失敗しつつ、「タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている資格がない」とマーロウ気取りで髭を撫でつつ、珈琲に関する薀蓄をポエムの代りに書き連ねたくなる、そんなハードボイルドなボクなのです。

ということで、先週突然「珈琲器具」限定での物欲が異常な高まりを見せた結果として、電気仕掛けのセラミック高速回転マシーン「Kalita セラミックミル C-90」を購入してしまいました。だって「機械で挽くと圧倒的に味が変わる」とかアチコチに書いてあるものですから・・・

そしたら、ハンドミルでコリコリとローファイ/ローテクに豆を粉にする作業が、電動ミルなら>あっという間に完了>挽き具合が均一&綺麗な仕上がり具合なのですね、コレが。しかも、最初にドリッパーにお湯を注いで粉を蒸らす際に、ハンドミルで挽いた場合には殆ど綺麗にドーム型に膨らまなかったのに、電動ミルで挽いた場合には「教科書通りに」綺麗なドーム型に膨らみやがるのですよ。で「お味」の方も、気のせいか「すっきりと澄んだ」味わいに漂う「コクと薫り」という按配で、「うわ〜」と正直、愕然としました。そして、あまりにも「教科書通り」なその光景を目の当たりにするにつけ>自らの手を汚して、汗を流して作り出すものこそが最高であるという>コダワリのスローライフ「反機械化同盟」的なイデオロギーが完全に間違っていたことを、悟りました・・・

ということで、「機械化帝国万歳」というスローガン片手に、さっそく機械の身体を貰いに惑星メーテルに旅立ちたいと思った、そんなボクなのでした。


Kalita セラミックミル C-90 (ブラック)

Kalita セラミックミル C-90 (ブラック)