日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

映画「イカとクジラ」を見ました


この映画ですが「元LUNAのディーン先生が音楽を担当している」との情報だけを頼りに、というか其れだけが目当てで映画館に足を運んだ、というのが正直なところ、なのでした。というか、だいぶ前にサントラも購入してたので、そんな不純な動機ならワザワザ映画館に足運ばなくてもよかったのですが、まぁコレはある種の照れ隠しです。で、映画のネタばれとか、知的な評論することは本位ではない、ので、本当にどうでもよい細部のみ、触れたいと思います。あ、ちなみに僕はこの映画とても好きですよ、というか面白かったです、本当に。


で、まず映画劇中の時代/舞台設定は80年代のブルックリンということなのですが、劇中に映る風景を注視すると、これがもう路面における「路駐」&「路駐」&「路駐」具合が物凄いのです。基本的に、四車線中の二車線が全て路駐で埋まっているのがデフォルトでして、劇中人物がイライラしながら駐車場所を探すシーンが印象的だったのですが、挙句に当該人物が路面のど真ん中(真ん中車線)に駐車したのは笑いました。もう、どんだけイライラ/セカセカで、「俺様」が「自己中心化」する我が国のセカチュー具合、もとい「ジャイアニズム」を先取りしてんだよと。というか、拡大希釈するとこの映画の通奏低音にはこの「路上駐車」問題が象徴する「見えざるエゴの衝突」的なイライラ/セカセカした不分明な感情が、ずーっと流れていたような気がする、のでありました。


で、関係ないけど、ついでながらにグリぐりグーグル調べたらニューヨークの駐車場代って全米一お高いらしい・・・


The Squid and the Whale

The Squid and the Whale