日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

焼き切れた物欲と灼熱のアッザム・リーダー


「な、なんだ?うわあああっ 表面温度4000度!」と灼熱のアッザム・リーダーのように糞暑い日々が続き、ガンダムでなくとも「回路保護の為、全エネルギーの98パーセントを放出中」なんて生命維持モード全開な警告を発したくなる今日この頃。おまけに、今日は「予定していた客先打合せ」が急遽中止で「なんだよ、なんだよ、事前に知ってたら今日は代休にすればよかった余」とモチベーションは限りなくゼロで、斯様な状況がもたらす当然の帰結として、こうして駄文を綴り憂さを晴らすべく、ブツブツとキーボードを叩く始末なのでありました。


しかし、こうした「暑さ」や「憂さ」とは関係ないのですが、最近「物欲」が全くエレクトしてくれません。というか、ガジェット、白物家電、インテリア、エフェクター等の音響機材、その他デバイス含め、全く「物欲」の奴がそそり立つ気配がありません。困りました、この消費/情報社会、2010年以降のラストモダンの入り口とも呼ばれる2007年ですが、斯様にも物欲がなくなってしまうなんて、消費社会とは言いつつも、なんだか個人的には「情報消費社会」まっしぐらで、草薙少佐殿のように物体であるカラダを捨てて「ネットの世界にダイブ」してしまいそうな、そんなサイバーパンクな物言いまでもが憑依したような、そんな按配なのであります。


間接体験でしかない「情報」の渦の間を漂っている内に、どうやら欲望が飽和/認知限界を来し、多様な選択肢を諦念的に自己放棄してしまったのか、それとも冒頭の「アッザム・リーダーに焼かれるガンダム」のように、過剰な環境要因からの防衛に全エネルギーが奪われてしまったのか、謎が謎呼ぶタンサー5なココロ餅なのであります。


なんて戯言を書き連ねつつ、今日は早めに仕事を上がって物欲がエレクトしてくれるか、「男の証明」を確認しに渋谷辺りをフラフラしてみようかな、だとかなんだとか…