日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

オヤジギャグのレゾンデートル


なんか、「家庭だんらん法」とか「サプライズがないのがサプライズ」とか、飲み屋談義の片時の一時に、ぽろっと「ポロリズム」或いは「天然を装って」放たれる放屁のような「オヤジギャグ」が、メディア上で闊歩していますが、これ如何なモンでしょうか?

政治家や財界人など、ある意味「ビジョンや持論を語ることが、高給な対価の半分を占める」ような人たちが、「オヤジギャグ」を嬉々として放屁/脱糞する様は、もはや給料泥棒の範疇を大きく逸脱していると言わざるを得ないでしょう。それ以上に許せないのが、当該の現象が「オヤジギャグ」のレゾンデートルすら揺るがす、忌々しき事態なので御座います。

「オヤジギャグ」が斯様にも、ハレの場で、公の場で、自身の政治生命を賭したり、己のレゾンデートルを賭して、放たれてしまうのが当たり前の状況になってしまうならば、我々「市井のオッサン」が、会社の仲間と焼き鳥食べながらのヒトトキに、或いは家庭団欒の一助として良かれと思って放屁のように垂れ流す、「氷殺ジェット」のような「オヤジギャグ」は、どこへ向かえばよいのでしょうか。

政治家や財界人は、是非「皇族の方々」を見習って「美しい日本語」で「高尚かつ高邁なビジョン」を語って欲しいのであります、というのは嘘でして、要は「オヤジギャグ」を我々「市井のオッサン」の手に取り戻したいのであります。

むぅ、こうなれば10年前に図らずも企画していた「オヤジギャグ採取/保存プロジェクト」をすぐにでも起動すべく、24bitサンプリングが可能なデジタルレコーダーを購入し、日々飲み屋街でサンプリング/現地録音に励もうかと、真剣に考える次第なのであります。