Red House Painters(以下.RHP)のリーダーというか、RHPそのものであるMARK KOZELEKさんが念願の初来日決定だそうです。もう、とにかく嬉しくて嬉しくてしょうがないのと、ここを「音楽ブログの観点で読んでくださっている方」の中でRHP好きな方も数名いそうなので、おせっかいながら情報を貼っておきます(詳細はP-VINEのサイト参照ください)。
いや、この RHP は4AD時代の1stの頃からず〜っと好きなバンドでして、過去にこちらやこちらでもその偏愛っぶりを記していますが、特に好きな曲は以下のシングルに収録の「Three-Legged Cat」という曲なのです。この曲は、RHP前期の「シットリと深いエコーがかかった陰影が色濃い」ノスタルジックな楽曲と、Ocean Beach以降の「湿気と深いエコーが抜けた」乾いた諦念(或いは MARK KOZELEK 個人の年齢的要素により加わった人間的な丸み/奥行き)によるスローコアの始祖的な後期楽曲との境に位置していて、双方の要素を微妙に含んだバランスのとれた名曲なのです。
- アーティスト: Red House Painters
- 出版社/メーカー: 4ad
- 発売日: 1994/02/24
- メディア: CD
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もちろん、4AD後のOld Ramon、或いはSKMやソロ作品もすばらしいし、バンド名と同名タイトルの初期二枚もそれぞれすばらしいのですが、RHPで一曲となると、どうしてもこの曲が脳裏に浮かんで離れないのです。たぶん、この曲がライブで演奏されることはない、かもしれませんが、この曲が流れたら「ホロホロと感激する、のだろうなぁ」なんてことを独りで&勝手に妄想に浸ってしまいました。