日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

新譜100枚聴き倒れ〜第22回 Julie Mittens の巻

Julie Mittens

Julie Mittens

で、次は突如趣向が変わって、ジョン・コルトレーンの伝説的な最後のライヴ『The Olatunji Concert』にインスパイアされたとか、不失者を彷彿というフレコミで手にした、オランダの即興トリオの音盤。ドラム/ギター/ベースの大音量のインプロヴィゼーションが重厚かつフリーキーに展開する内容が、当方の嗜好にまさに「直球ど真ん中」&「突き出た腹部にデッドボール」で、そのあまりの衝撃に「痺れ/転がり/のた打ち回る」まさしく非常にストライクな音です。この手の音にありがちな、弛緩した即興モドキな擬似本番サウンドとはマ逆の、非常な集中力と緊張感の真性本番サウンドにウットリ&ホレボレしますのです。