日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

MARK KOZELEK 来日公演

エイプリル

エイプリル

ついにこの日がきました、MARK KOZELEK 師匠の来日公演です。当方は二回の東京公演のうち、MANDALA-2での公演に「気持ち」と「コンセントレーション」を高めて待機していたので、最初の渋谷公演でのPAからの出音が「生煮え野菜のカレーライス」のような「個々の音の分離が良すぎて、ペナペナでバラバラな出音であったこと」にも動揺することなく、ものすごい集中力で5月14日の MANDALA-2 を迎えることができた、のでした。

で、結果はやはりMANDALA-2での公演に賭けて正解だったのでした。まず、PAからの出音が素晴らしい。先のカレーで例えるならば「野菜を含めた全ての要素が一体となって、全体で味を体現している」ような、そんな素晴らしい音響でした。やはり、音楽に対する「理解度」と、その理解を「表現」できる「技術力」が、このライブハウスは圧倒的に高いなぁと思う次第なのです(箱の鳴りも独特のアンビエンスがあるし)。
渋谷公演では、キンキン&ペナペナしていたアコギ音が「柔らかく、ふくよか」だったり、その唯一無二なマーク師匠の歌とギターの「調性/旋律の鏡像的な一体感」も、素晴らしいバランスで調和を保っていました(ギターをアンプ無しで直接ラインでPAに繋いでいたのは、エアーを経由させないことで、繊細な音の輪郭が「ボヤケルのを防ぐ」というマーク師匠の意図があったのでしょう)。

さらに、感激だったのが、先のエントリーで「万分の一の可能性もない」けど、でも「演奏されたら涙する」と書いていたあの曲「Three-Legged Cat」が、演奏されたのです。しかも、渋谷では一切演奏されなかった Red House Painters の楽曲ですが、この日は初期名曲「Summer Dress」や「Katy Song」もやってくれたし、客席に「リクエストは?」って三回も聞いて、応えてくれたりと「夢のような瞬間の連続」だった訳なのです。

実はマーク師匠が「リクエスト受け付けるよ」って言った時、何度も「Three-Legged Cat」と声を絞り出そうとしたのですが、マイナーなシングル収録曲をリクエストするのは「いかにもマニアです」って感じだよなぁとか、逡巡していたのです。そしたら、前の方の方がボソリと「Three-Legged Cat」と言ってくれて、マーク師匠が「OK」と言った瞬間、突然訪れた幸福に「ぐわー」っと喜びが沸き上がってきたのです。あーこの日に「コンセントレーション」を高めておいて本当によかったなぁ、と強く思ったのは言うまでもありません。リクエストしてくれた人、本当にありがとうございます。

他にも「Japanese to English」もリクエストしようかなぁとか思ってたんだけど、でもこの曲は確か「ディスコミュニケーション」に関する歌詞だったような記憶があるので、ヤバイかなぁとか、かなりグルグルしていたのですが、こういう時に「ズバッ」と叫べる人が正直「得だよなぁ」とか、腹黒いことを考え始めていたので、「Three-Legged Cat」がリクエストされた瞬間は、非常に「救われる一瞬」だったのであります。

あーまだまだ書きたいことがたくさんあるけど、そろそろ昼休みが終了してしまうので、ひとまずこの辺りで・・・

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