日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

蜂の巣に脅える週末


突然ですが今週末、我が家(賃貸)のベランダ(3階)に突如「蜂の巣」が現れたのです。良く晴れた日曜日の朝、お洗濯モノを干そうとベランダに出て、ふとエアコンと室外機を繋ぐダクト部に蜂がいるのを発見してしまったのです。ビックリ仰天の挙句、我が尻がベランダ床と邂逅しそうになりつつも、鋭敏なセンサー機能を有する我がセンサーアイは、その蜂の足元に「怪しげな茶色の塊」が存在するのを見逃しませんでした。そうです、我が家(貸家)のベランダ(3階)に、今まさに蜂の巣の土台が建築されようとしているのであります。


蜂の種類は、あしなが蜂のようなのでちょっと安心しつつも、平和な我が家のベランダの制空権が「この蜂」と「その未来の子孫ども」に制圧されてしまう様を想像するに暗澹たる気分になって、思わず現実逃避で「ショッピングなぞ」にお出かけしてしまいましたが、外出中も「蜂の巣の建設=6時間のスピード建築」だったらどうしよう等、各種様々な妄想が脳裏を右に左に通り過ぎ、フラッシュバックするあの日の光景、魔獣の刻印。

で、夕方家に帰って、オソルオソルとベランダの様子を確認すると、巣の建設状況は明らかに「土台レベル」を超え、もはや「骨格レベル」に達している様なのでした。相方は「蜂の巣解体専門業者を呼ぼう」等、我が手を汚さずにマネーでこの戦いに終止符を打とうとしていますが、さすがにあしなが蜂ごときで「スズメ蜂駆除のスペシャルコマンダー」を召還するのは如何なものかと考え込んでしまう僕がいたのでありました。


ということで、こんなときこそ創発集合知という名の神であるネットにお頼み申すベシと、ぐりぐりグーグルしてみたら「放っておくと、お一人様のワンルームがレオパレス規模の巣に変貌」するだの、「あしなが蜂は害虫を駆除する良い蜂」ですだのと、色々な情報が「藁藁」とあふれ出す始末でなにやら収集がつきません。で、そんな中「蜂は明け方に弱い」ので「襲撃してジェノサイド」するなら「明け方に」という情報を目にした僕は、明朝の奇襲攻撃にバクバクしながら、ゴキジェットを枕元にスヤスヤと眠りについたのでした。

で、明朝は情報どおり低血圧で動きが緩慢な蜂の人を、ゴキジェットの連続噴射で一気に攻め落としまずは主を殺戮、その勢いで骨組みレベルまで建設が進んでいた蜂の巣をお箸でエアコンダクトからそぎ落とし、ハンドボール投げ40M越えの我が強肩でおもいっきし空の彼方に投げ捨てたのでした(めでたしめでたし)。