日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

新譜100枚聴き倒れ〜第32回 2562 の巻

Aerial

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このアルバムの1曲目「redux」は、本当にスゴイことになってます。正直、Photek の「二天一流」を最初に聴いた時(およそ10年前)と同じ衝撃を受けました。「二天一流」が「音の隙間と瞬発的なスピード感」で立体的かつ映像的な音響を構築し、ドラムンベースに新しいサウンドデザインをもたらした「エポックメイキング」な作品だったとすれば、この「redux」という曲も、ミュージックコンクレート的な音響素材を複雑なパンニング処理とリズム構成で構築し、今までにない空間的な拡張作用をダブステップエレクトロニカにもたらした「エポックメイキング」な作品と言うことができるのかもしれない。ということで、残念ながら「redux」のムービーはなかったので2562名義の別曲を貼っておきます。