日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

新譜100枚聴き倒れ〜第34回 Alfredo Del-Penho & Pedro Paula Malta の巻


アルバムタイトルの「Cachaca Da Samba !」は「カシャーサ(酒)が産んだサンバ」という意味らしく、とにかくソフトなボーカルハーモニーとノビノビとしたサンバのリズムが「底抜けに楽しくてホッコリ」するよなブラジル音楽。ちなみにカシャーサといえば、これまた底抜けに美味しいカクテル「カイピリーニャ」のベースで、さとうきびの絞り汁を発酵&蒸溜して作られるブラジルの代表的なお酒なのであります。という訳でこのお酒、よく晴れた昼下がりにグビグビしてると底抜けにココチよいココロ餅になるのであります。ところで、話をこのアルバムに戻すと、基本的には伝統音楽の領域に位置するのですが、とにかくリオの酒場の楽しい雰囲気をそのままパッケージングしたかのような素晴らしい仕上がりで、スピーカーからこのCDを程よい音量で鳴らして珈琲を啜っていると(目下、ASS HOLE クライシスでお酒が飲めない)、鬱陶しい梅雨空も、カラッカラに晴れた初夏の空のような爽やかな気分になってくるから不思議、なのであります。


という訳で、目標達成まであと66枚