日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

新譜100枚聴き倒れ〜第47回 Padded Cell の巻

NIGHT MUST FALL

NIGHT MUST FALL

なんてな「こき下ろし」から始まった本日ですが、こちらの音盤は対照的に「なかなかシンプルな構成」でして、昨今大流行りなニューウェーブな「ぶっといベースとドラムがメイン」というとこまでは「ありきたり」なのですが、そのウワものが70年代辺りの「マイナー・ユーロプログレ」を喚起させる「ピヨ〜ン」とダラリ&ユルリとしたアナログシンセ音とか、バウハウスさながらなフリーキーなサックス音とか、カーティス辺りのニューソウルさながらなパーカッションとか、なかなかあり得ない組み合わせが握り鮨的な1対1の「シャリとネタの関係」で、非常にシンプルに展開されていて強烈に痺れました。そうそう、「これなんですよ、これっ」誤摩化しが効かない分「ネタに対する理解度が大事」なのよねぇ〜、と上記の一枚目を中古販売用の山に放り投げて、この一枚をホクホクと眺めてしまいました世(youtubeには気に入った曲の映像がなかったので、音を聴きたい人は彼らのMySpaceの方を参考された方がよいでし)。



ということで、目標達成まで残り53枚