新譜100枚聴き倒れ〜第65回 The Scaremongers の巻
The Scaremongers / Less is More
昨日に引き続き、まだまだ「ギタポ(旧姓:ネオア子)」音源が続きますので、個々のディスクのレビューではなく、このジャンルについて昨今感じていることを、引き続きシコシコと書き綴ります。
で、昨日の最後に「ハブ」としての「志しが高いレコ屋」をあげましたが、もひとつのハブが、オーナーの目利き力が高く、そのオーナーの嗅覚と感性でコンパイルされた音源のみをリリースする、カタログに共通のカラーを持った「個人商店的なインディレーベル」なのではないかと。例えば、00年代でボクが好きなレーベルで言えば「SHELFLIFE」とか「CLOUDBERRY RECORDS」辺りとか。で、こうしたインディのレーベルオーナーが独自の嗅覚と編集センスで特定のカラーを明確に打ち出すことで、そこにファンだけでなく、バンドやアーティストというか「楽曲」が創発的に集まり始めるグローバルなネットワークが構築され始め、自立循環してゆく流れが定着してゆく、というのも顕著な動きだったり。