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日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

新譜100枚聴き倒れ〜第78回 Pivot の巻

O Soundtrack My Heart (Dig)

O Soundtrack My Heart (Dig)

はぁはぁ、ぜいぜい「ようやく10枚分だ、まだまだ30%だぁ」というボヤキはさておき続けましょう。音楽マニアを相手に、正面から向き合って商売して欲しいね断然、ってのを上述の77回で書いたけど、いやもうこれは本当に。まず、いい加減ステレオ2チャンネルという呪縛から、「創り手」と「聴き手」を解放して欲しい。そして、ステレオ2チャンネル環境が継続している最大の要因である、屋外でヘッドフォン環境(携帯音楽プレイヤー)がリスニング環境の全てですって勢力は、きちんと音源本来の情報を聴けていない人達なので、別で考えて欲しいなぁと(というか、むしろ劣化の酷い安価な圧縮音源でも聴いてればいい)。

で、まず創り手の側からすれば、パンニングというか音を配置するキャンバスの絶対面積が広がるので、表現と選択の幅が広がるので、音響的な新しい試みがイロイロとできるんじゃないかと(その辺りは、小山田氏や池田亮二氏あたりが先鞭を付けた感があります)。また、サンプリングレートも96Khz/48bitに上げることで、イマまで拾えなかったことでロスしていた帯域や音の繊細な響きを捕捉し、加工することも可能になるので、これまた別の意味で表現の幅/選択肢も広がるのではないかと。

パクリだ云々を熱く語り、平均律における音階や調性のパターンとしての音楽の限界を「アー」とか「コー」とか説くよりも、こっちの方がよっぽど建設的だし、むしろオモシロいのではなかろうか、と。