日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

新譜100枚聴き倒れ〜第83回 DOMOTIC の巻

アスク・フォー・タイガー

アスク・フォー・タイガー

そいえば、100枚の中にはこのアルバムのように、2008年発表されたアルバムでないものも若干含まれています。しかし、ソコは夏休みの宿題閉め切り直前に泣き顔で徹夜する小学生の図を思い浮かべつつ、勘弁してください酢。だって、今年買った新譜には変わらないんだし(しかも、再発旧譜ではなく、ここ2〜3年内に発表されたものなので)。

で、このアルバムは、エレクトロニカ興隆期に現れ「個人的に金メダルを授けたい」程に現在でも愛聴している domotic が、二枚目に放った2005年のアルバムなのですが、シーンとしてのエレクトロニカの収束(ミームの蔓延による微小な差異のバリエーションとしての均質化)を看取るような一枚で、一枚目とは全然違うヒネクレ・ウタモノ・エレクトロポップな内容になっています(今年になるまで、このアルバムが出ているのを知らなかった程に、もはやエレクトロニカに興味を失っていた自分がいましたが、コレはコレでスゴく好きですというか、今年っぽい一枚です余)。