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日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

新譜100枚聴き倒れ〜第93回 The Young Group の巻

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という流れを鑑みると、なんだか新しい音楽を聴く、新しい音楽と出会う(探す)ってのは、なにやら途方も無く険しい荒野か、高山のように思えてきてしまう訳です。しかし、80年/90年代の消費社会発、00年代情報消費社会を経て、たとえ道が険しくても、そこには世界中のオモシロい、スバラシい音楽があることを知ってしまった人々の一部は、時空間を超えて自由になったネットの世界を歩き回り、ケモノミチを開拓し、その過程で同じくケモノミチを開拓している同士を見つけて連携し、さらにそれぞれがハブになって、そこに様々な受動的なノードである後追い人がぶら下がって、さらにネットワークが拡散し、情報が広がって交配してゆくという創発的な流れが、イマ目の前にはある訳なのです。

そんな訳で、ケモノ道を開拓する人が居続ける限りは、そこに人と情報のネットワークが形成されてゆくのは、間違いのない流れなのではなないかと。近代化で村社会という小さなネットワークが解体され、都市社会に吸収された末に現出したマスメディアという巨大なハブが、情報消費社会によって解体されつつあり、そこから自然発生してきた「小規模のハブ」を中心とする時空間を超えた小集団により、ネットワークが分解され、再構築されているのが、イマこの時代なのではないかと。