ITMS聴き倒れ伍拾:第2回 Rumpistol / Dynamo の巻
同じく08年にリリースされた 2562 や Headhunter と同じ流れの上にある実験的な音響ダブステップな壱曲。かなり構成というかマテリアル(具象音)の「配置や磨き方に凝った」DAWカジュアル世代な楽曲なので、もはやこの手の音を「あまり工夫のない単調なダブステップ」と同列で括るのはどうかなぁとも思うケど、かといってエレクトロニカという括りでもないような。どちらかというと、ダンスミュージックという枠の中から現れた、ミュージックコンクレート再評価的なアプローチという方が近しい気がする。何か新しい突然変異的なサウンドが産まれるための習作/過渡期的な音源でもあるような気がするので、今年はこの辺りのシーンを注目して行きたいなぁ、と思う次第。