ロックと風邪とタマシイと
昨日、会社内(空調最悪)で蔓延する風邪ウイルスを移された、のです。まったく、このウンコ忙しい時期にフザケンナですぅ〜「風邪の菌」などと悪態を吐きつつ。「しかっ」と拳を握りしめ「これ以上の感染犠牲者を出してはならヌ」と、本日は自主的に自宅軟禁生活を送るボクなのです。うぅむ、なんという自己犠牲の精神、美しきかなマゾ魂、風邪薬でラリパッパ。ゲホゲホ、ゴヘゴヘ、ゲホゲホ、ゴヘゴヘ(以降、5回繰り返し)、あ尿チビッタ余・・・
しかし、この「自己犠牲」ぽい偽善ポーズってば、なんっ通か「びんぼっちゃま」臭い薄氷感というか、「ベルマークで始める世界革命」というか、「万歩計で始めるイスカンダルへの旅」っていうか、うーん、そこはかとな〜く薄ら寒い「苦笑テイスト」というか「コモノ」感が、何かに似てんなぁって思ってたら、昨年の暮に旧友から「この漫画読んだら、キミを思い出した」と薦められた、この漫画を思い出した余。
- 作者: ノセクニコ
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2008/11/08
- メディア: コミック
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ロックって「びんぼっちゃま」だよ根〜、なんて感じに笑い飛ばす感じが最高です、この漫画。なんか、ロック雑誌とかで括弧つけてポーズしてパシャリされてる人たちも、家に帰ってコタツでヌルマ湯ってる時なんかにフト、なんか俺らって「びんぼっちゃま」みたいだよな〜、って思ったりして、どよ〜んとしてるんだろうなぁ、とか。そういう感覚がコミカル&シニカルに蒸着していて、非常にナイスな漫画です(絶賛!)。
いやモウ根、なんかまたコミックバンドというカテゴリで、真面目なロックをヤリタくなった余。全員がキース・リチャーズ役というか「俺のがキースだね」って感じでバンド内の口論が絶えないストーンズのコピーバンドとか、「おまえらのは偽物だ、俺様こそが本物だ」が口癖的な「違いのわかる大人」による俺様インギー様のコピーバンドとか、ポストポストポストモダンな現在思想を隠れ蓑にツマミを廻してヨダレまき散らすことを目的としたエレクトロ・ロックなバンドとか。ゲホゲホ、ゴヘゴヘ、ゲホゲホ、ゴヘゴヘ・・・