ITMS聴き倒れ伍拾：第5回 Golden Silvers の巻
Golden Silvers - Magic Touch 
こんな世界不況のマッタダナカで、1982~84年頃を彷彿とさせるキラキラ・ソングを奏でる新人が話題をカッサラッテいるとは、さすが英国（不況が日常？）。しかも、こんなにネオアコ然としたキラキラ具合なのに、バンド編成にギターがいない不思議ちゃん編成（Dr、Ba、DX-7弾きのトリオ編成）。なんか、ファンカラティーナというか、ヘアカット100やオレンジ・ジュース辺りを彷彿とさせつつ、60年代英国職業作家メイドなポップスの黄金律を踏襲しているようなソブリを見せつつ、それらとは何か違う「微妙なヒネクレ」具合というか、でも直球でなんかブラーっぽい部分もあるというか（英国ヒネクレポップの正統後継者というか）。その辺りは、メインの機材が「DX-7」一台構成という佇まいに、そのヒネクレ具合が集約されているのでは、とか思ったりもするのだけど、とにかくジワジワと変なバンドです（これがイマの英国の心象風景なの下肢裸？）・・・
