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日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

新譜聴き倒れ伍拾:第7回 THE HORRORS の巻

music

Primary Colours

Primary Colours

ITMSで「Sea Within A Sea」を先行購入して以来、モノスゴク期待をしていたのです、このアルバムには。んが、いざアルバムを入手し、全曲聴いてみると「?」が1000個ぐらい並ぶ感じというか、正直がっかりしたのですよ。いやもう本当に、先行販売の「Sea Within A Sea」がアルバムの中で完全に異質というか、浮いてしまっているのが残念でならないです余。

はっきり言って、他の曲は「シューゲイザー・リバイバル」とか「ニューウェーブ・リバイバル」的なハヤリモノに中途半端にノッカっている印象を与えてしまい、彼らの良さが殺されてしまっているように感じるのです余。これはプロデュースがよくないのか、レーベール側の狙いがよくないのか、とにかく彼ら本来の良さ*1が活きてなくて本当にもったいない。一人のリスナーとしては「Sea Within A Sea」の方向で全曲進めるべきだったんじゃないか、と思うんです余、ホントにそれぐらい「Sea Within A Sea」はアタラシイしスバラシイ曲だと思うんです余。

あれですかねぇ、ハヤリモノ*2にのせて「売りたいって」いう戦略バイアスが強烈にかかった結果のアルバムだったんだけど、Pains of Being Pure at Heart 辺りがちょい前に世に出てしまって話題を集めちゃったんで、これでは二番煎じ*3になってしまうと懸念した結果、急遽先行して出したのがアルバムの中で圧倒的にベクトルが違う「Sea Within A Sea」だったり、するのかなぁ、とか。ボクはこのバンドの本来の実力とアタラシサはこの曲の中にこそあると感じているので、本当にもったいないと落胆する次第なのでした…

*1:このバンドのベースと鍵盤担当が今年出したこれとか先に聴いちゃってるので、疑念はプスプスと深まるのです余 http://d.hatena.ne.jp/cliche/20090211/p1

*2:って、ゴス・リバイバルのアイコンが彼らだったことを考えると、こんな後乗り作戦が彼らの音楽にとって「?」なのは自明なんだけど、アーリーマジョリティにアプローチするためのキャズム越えの販売戦略がこれだったとするならば、まぁ以前からのファンとしては「黙する」しかないで酢ねぇ

*3:それとも戦略は先行していたのに、制作が遅れて結果的に時流にも遅れちゃったのかなぁ、とか深読みしたくもなりますわ