日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

指令02:Keola Beamer / Hawaiian Slack Key Guitar... の巻

「相方にブログを書かせて、はてな市民に戻ろう」のお時間です。ということで、ペースを掴むために二夜連続の更新ということで、早速「指令02」を実行するのだ。第二弾は、スラックキー・ギター(Slack-key guitar)の名手ケオラ・ビーマーによる名盤「Hawaiian Slack Key Guitar In The Real Old Style」だ。ちなみに、第三弾は市民権が切れる直前の1ヶ月後かもしれないし、明日かもしれない…


【依頼主によるウンチク、そして指令】
スラックキー・ギターはオープン・チューニングの一種というよりは、もっと自由で「半ば勝手に会得」する手探り的なチューニングとも言えるものなのだが、その手探り具合故、会得されたチューニング(文字通り、弛緩した感じ)は奥義のように秘密主義で、嘘か誠かは知らないが「家族にさえもその奥義を教えなかった」とも言われているのだ。果てさて、貴君がよく聴いてるソニック・ユースとかの変則チューニング系ギターサウンドと比べて、その違いをどう感じる余(→ムチャ振り)

【このアルバムを聴いた相方の感想】
はいはい(無視)。ところで、「ハワイアン」と聞くと自分の音楽趣味の範囲の外にある気がするし、常夏なリゾートのイメージばかりが浮かぶというか、自分の貧困な想像力に哀しくなるんだけど、このアルバムを聴いてみて驚いたのは、自分のライブラリーのなかにあっても異和感がない、馴染みのある音色や雰囲気の音が出てきたこと。ギターのサウンドを一部切り出したら、それこそ最近聴いている音だとラジオゾンデとか、古くはドゥルッティ・コラムみたいだなぁと。なんというか、「ワールドコーナー」にあるからということで、見向きもされず手に取られないのは、もったいないことだなあと思う。