日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

急に "BLEACH" が聴きたくなって、昼休みに中古屋へ走る41歳

 
Bleach: 20th Anniversary Deluxe Edition/Remastered & Expanded

Nirvanaは幾度のCD裁判の荒波を超えて殆どが手元に残っていてるのだけど、このアルバムだけ何故かCDが見当たらなかったので*1、これを機に金曜日の昼休みにリマスター版CDを購入した次第。

ということで、このところNirvanaを聴き返しているのだけど、やはりこのバンドの「振り切れ方」は尋常じゃない、というか、リミッターやコンプレッサーなどの抑止/平準化機構をトッパラッテ、ノーガードでバカ正直に突っ走りすぎて自壊してしまった感が、とてもセツナイ。でも、分別がある人間はどうしたって「リミッターやコンプレッサー」をかけまくって暮らさざるを得ない訳で、斯様な「突き抜けた存在」に不分明なモヤモヤを仮託してしまいがちで、それが若さという増幅装置に直結すると尚更その傾向がブーストされるのかもしれない…

40代になった自分は、「リミッターやコンプレッサー」をバカ正直に踏み込むなんてことをせずに、「リミッターやコンプレッサー」がかかっているフリをして、時には突然「ファズ」を踏み込んで計算高く暴走してみることや、「フレーズサンプラー」を適度に使ってココロを省力してみたり、変速変則に「トレモロ」なんかを使って相手を惑わしてみたりと、随分と計算高く「社会人生活」を遣り繰りしている。

でも、やはり此処に戻ってきてしまうのは、そういう自分自身の「オッサン臭い処世術の薄っぺらさ」に嫌気を感じて身震いするからなんだろうな、と思うのだ。ということで、Nirvanaで好きな曲を二曲ほど貼っておくことにする…


*1:アナログは手元にあったので、アナログ入手した時点で売ったのかも…