記録:基底気分を形成する10枚の音盤【46歳版】
さて、1年ぶりの「はてな更新」だ、ということで 恒例の「今年度の新譜からベストアルバムを選ぼう」と購入した音盤たちを眺めながら、実は「微妙な物足りなさ」というか「や、悪くないンだけどワクワクしない」気配というかをモヤモヤ感じていた年の瀬なのでありました。
ンが&他方で、まさに今月たまたま中古で手にした アレックス・チルトン の「Loose Shoes and Tight Pussy」を聴いて、すーっと「ココロの根っこからジワジワ滋養が染み込んでゆく」ような感じというか、或いは「ワクワク/ジワジワが同時に満ちてゆく」感じを不意に味わったことにより、なんか「新譜から新しいオトの萌芽を見出す」ことに「重き」をおくようなベスト盤の選び方に対して急速に興味が薄れてきた。
というか、毎日の気分のベースをなしている「自分の基底気分を形成する音盤たち」の変遷を記録することの方が重要な気もしてきて、ちょっと10枚ほど選んでみようかと並べてみたのが下記の10枚(補足しておくと、どの音盤もほぼ毎回 〜最後の曲まで聴いたところで、また頭から聴き出す〜 を繰り返す率が高い)。
で、この「基底気分を形成する10枚」には、先のアレックス・チルトンの音盤のように「最近出会った中古盤」も含まれる一方で、20代や30代だったら確実に挙げていたような「青春の一枚的な音盤」があっさり落選していたりしているのを俯瞰してみるに、こういう「ゆっくりと遷移する基底気分の変化」こそが記録しておくと面白いのかもなぁと思ったりもするのです。
いやぁ、しかしこうして並べてみると46歳のおっさんの基底気分としては割と「年齢相応なラインナップ」なのかもしれないなぁと思いつつ、20代の自分や60代の自分と「自分会議」してみたいものだと妄想する、そんな年の瀬なのでありました。
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ちなみに 2015年 購入した新譜たちは…
計47枚で、内訳は「ブラジル・アルゼンチン界隈が16枚」「一部アジア含む日本界隈が21枚」「英国・米国界隈が10枚」で、基本的には2015年に発表された新譜音盤(含む2014年発表〜2015年輸入)で構成される感じなんだけど、その中から「一枚だけ」選ぶとしたら Cicero の「A Praia」が2015年の新譜ベストアルバム、かなぁ(いや、去年も書いたけど、Cicero と Ogre You Asshole の地下水脈?での繋がりっぷりには本当にグッときます)