日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

2009-12-28から1日間の記事一覧

新譜聴き倒れ伍拾:第42回 Vinicius Calderoni の巻

Vinicius Calderoni / Tranchaものすごく夏向きで爽やか&スインギーなブラジル産ジャズ・ボーカル作品。リズムが流石にサンバの本場、ってことで真冬に聴いても「理屈抜きに楽しくて、体が動きだす」感じというか(ちなみに、全曲「真夏に水浴びするような…

新譜聴き倒れ伍拾:第41回 Rodrigo del Arc の巻

Rodrigo del Arc / A Kind of Bossa「ノース・マリン・ドライブ」のブラジルへの逆輸入って感じみたいなのですが、これは正直なところ「英国がボサノバにとって周縁だった」から「ノース・マリン・ドライブ」は成立した訳で、逆輸入しても「ドンヨリと重く寂…

新譜聴き倒れ伍拾:第40回 Zelia Duncan の巻

Zelia Duncan / Pelo Sabor do Gestoブラジルの女性MPBシンガー Zelia Duncan の本アルバムは、ネオアコ/ギタポファンが聴いても「OKなのではないか」と思われる「爽快なクリーントーンwithショートディレイなアルペジオやカッティング」に「中性的でビター…

新譜聴き倒れ伍拾:第39回 PEQUENO CIDADAO の巻

PEQUENO CIDADAOキッズ・コーラスが随所に(というかかなり前面/全面に)ちりばめられたブラジル生まれの「ごった煮」プロジェクト。非常に「とっ散らかった感じ」で、一点に収まらない感じが、まさに子供達がハイテンションに「ハシャいで遊んだあとのリビ…

新譜聴き倒れ伍拾:第38回 Anna Luisa の巻

Anna Luisa / Girando続いてはブラジルの女性シンガー Anna Luisa のアルバムなのですが、このアルバムは「このカラフルなジャケ」そのままに、サンバのリズムを随所に感じさせつつ、ポップスとして気軽に聴ける同時代/普遍性を感じさせる一枚です。なんとい…

新譜聴き倒れ伍拾:第37回 Siro Bercetche の巻

Siro Bercetche / Doidoということで、ここから暫くは大洋レコードで購入したアルゼンチン/ブラジルの現在進行形なアーティストが続きます。ということで、まずは Siro Bercetche という、アルゼンチンのエクスペリメンタル・フォークなSSW。随所で「米国の…