日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

METALLICA / MASTER OF PUPPETS asin:B0000CD8A8


突然ですが脳味噌が悲鳴を「きゅーきゅー」上げ始めたので、何か「パンチのある音楽」が急に聴きたくなる私なのです。ということで、今朝は朝の5時頃に目が開いてしまったので、テレ朝のニュース番組(音量=0)で「佐分千恵」嬢を眺めてホンワカ癒されながら、「果て何を聴くべきであろうか」とCD棚を物色していたのですが、どいつもこいつもピリッとしません。アンガス・ヤング級の縦降り首運動でブラウン管に頭を突っ込む感じ、或いはピート・ダウンゼント級ハイジャンプで天井に頭を突き刺す感じ、そんな具合の「炸裂キラーTUNE」が、残念ながら我がCD棚にはまるで存在しないことに、今朝は気が付いてしまった、そんな私なのです。


ということで、お昼休みに毎度おなじみの、三茶の蔦谷にローリングダッシュで駆け込み、脇目も触れずにレンタルCDの METALLICA のコーナーに直角直進です。そ、そうなので酢、今日は朝からずーっと「MASTER OF PUPPETS」が聴きたかったのです、クリフ・バートンの超音圧指弾きベースが聴きたかったのです、多分&恐らく。嗚呼、そして昼間は仕事しながら爆音で「2曲目:MASTER OF PUPPETS」「2曲目:MASTER OF PUPPETS」「2曲目:MASTER OF PUPPETS」と連続再生しながら労働に勤しんでおりました余。

この曲、昔お遊びバンドで演奏したことあるのですが、正直メチャクチャ燃えます。イントロの高速半音進行リフの合間を縫って聞こえる、クリフ・バートンの超音圧指弾きベースがメチャクチャかっこいいのです。正直、この曲のイントロのエンドレス再生に併せてなら、高速腕立て伏せが1分間に60回ほど出来そうな妄想に取り憑かれます。という訳で、久しぶりにベースをケースから取りだして、クリフ・バートンが憑依してくれることを祈りつつ首の運動に勤しむ訳です。


しかし、METALLICA は絶対にクリフ・バートンが生きてたら、もっと音楽的によい方向に進んでたと思うんだよな〜絶対に。それに、指弾きであれだけ芯の太い音圧のあるベースを、しかも高速で弾くのって、実は物凄いことなんですよ。高速>アタック弱くなる>コンプで誤魔化して粒揃えるってのが、駄目なベース弾きのパターンなんだけど、クリフ・バートンのベースって完全にアタックが強いから出せる太い音なのです余。多分、あまりの音圧にベースアンプのスピーカーは始終クラッシュしてたのでは、なかろうかと。それと、激しいだけでなくメロセンスも秀逸で、このアルバムの7曲目(ORION)のベースのメロディア〜す具合とか、痺れるもん本当に(魂)。