日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

ryoji ikeda / dataplex


昔のエントリー 『サインウェ〜ブでココロは中空』 でもチラリと書きましたが、とにかく 「サイン波」 が > 特に 「ピー」 って耳鳴り音に似た 「サイン波」 が大好きなボクなのです。だから、天才的なサイン波の錬金術師である 池田亮司 氏 の作品は、常に漏れなく、発売日前後に購入する律儀な小市民なボクなのであります。という訳で、先週末に突如発売された今回の新作も、当然ながらランチタイムを返上して、渋谷のタワレコに駆け込むボクなのであります。

ところで、ボクはカテゴリ = ノイズ大好きなネオアコ中年 に属するのですが、ノイズといってもステージ上でゲロ吐いたりする奴らとか、ブリキみたいな名前の奴+鉄板叩く奴らとか、キ○ガイ病院仲良し仲間の奴らとかそういうノイズは実はあまり好きではないのです。ボクが好きなのは、そんな演劇系のノイズではなく、サイン波と雄叫びが合言葉の 熱血変態集団 WHITEHOUSE と、あとは少々のサイン波マニアの現代音楽なのです。

そんなボクだから、95年にMacを購入した際には、SoundEffect とか SoundEdit という波形編集ソフトで、サイン波を MixUp して恍惚の表情を浮かべていたのでした。そしてさらに96年周辺に Panasonicryoji ikeda、Pita、Noto といったサイン波の錬金術師達が世界各地で同時多発した際には、これまた嬉々としてヘッドホンで鼓膜がブルブルいうぐらいの音量でサイン波の海を堪能するボクがいたのでした。


で、さてと本題に入ろうと思ったら、あ、もう 「落下女」 が始る時間じゃないか余。のぁ〜いつもながらの、饒舌で冗長な前説のお陰で本題について書く時間がなくなってしまった余。ということで、この項続く・・・


【追記】

池田亮司 氏の作品は、ヘッドホンでダイレクトに鼓膜と脳味噌揺らすのでは駄目なのです、スーパーウーハーで部屋が揺れだす程の爆音で聴いてこそ、その真価が体感できるので酢。つまり、音は波動であることが体感できる、スピーカーからでた波動=空気がモノを揺らす「体感サウンド」がマストなのです。そういう意味では、まだ少音量でしか聴いていないのでレビューは書けるステータスではないのですが、印象としては次のステップに移行するための「ココ10年の集大成」的な作品のような印象がありますデあります。