日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

マッハバロンに見る70年代の未来世界像


スパーロボット マッハバロン」という特撮番組が1974年(昭和40年代末)に放送されていた。当時まだ四歳だった私は、この番組に無我夢中で浮遊夢遊でありまして、特にこの番組で描かれる「限られた予算と技術」の制約の中で「人間があくまでも想像力で生み出し」た「近未来科学世界の理想郷」に甚く歓喜感激していたのでした。ということで、論より証拠、まずは特撮ロボット物の最も華やかな場面>ロボットの発進シーンを見てみましょう。

どうでしょうか、スゴイかっこいいではないですか。マッハバロンに比べると、英国製特撮TV番組:「サンダーバード」とか「謎の円盤UFO」とか、はっきり言ってフィクションとしては、その想像力の乏しさに涙が出てきますね。そして、オープニングの曲と映像のサイケデリック具合といったら、子供たちは皆この冒頭の数分間で瞬く間に意識が飛躍/拡散/増強/列強で、挙句には異次元人ヤプールに囚われてしまい、現実への帰還は不能、宿題に手を付けられなくなる児童が頻発したとかしないとか(激しい誇張です)。いやぁ、こんなお宝映像が無料で見れるなんて、なんて良い時代になったのでしょう(シアワセのタメイキでトキメキのひと時)

ついでに、オマケで「9割る3なら割りきれる〜/10割る3だと割り切れない〜/1つ違っただけなのに〜/割り切れないとは〜/割り切れない〜」という超絶歌詞が時空間を越えた妄想を呼ぶ、謎が謎呼ぶ タンサー5 のお宝映像があったので、こちらも貼っておきます。この番組、放送当時、果たして何人の小学生視聴者がいたのか不明ですが、私の周りには誰一人この番組の存在を知る人がいませんでした。んが、mixiのコミュに23名のお仲間がいることが示すように、決して妄想の番組ではないことをココに宣言しておきます。