日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

The Stars Live @ U.F.O.CLUB


12/15は、The Stars のライブ(1年ぶり!)を堪能しに、U.F.O.CLUB(東高円寺)に足を運んだのでした。で、会場に入って、いつものようにPA卓(mixier)の傍に陣取ろうとして、卓を覗き込むと、ライブハウスにしては珍しく、ヌなんとフルデジタルの卓が設置されているでは、ないですか・・・

なんとなく、いやぁ〜な予感を胸に秘めつつ、開演を待ちわびること暫し、ようやく栗原さんのフィードバックドローンによりライブが幕を開けました。が、栗原さんのフィードバックに聴覚を集中させていると、なんか物凄く違和感が脳味噌の奥の方から「ピキピキ」と発せられるのです。「なんだ、この違和感は、一体なんなのだ〜」とモジモジしていると、三曲目ぐらいでようやく違和感の正体がわかりました。そうです違和感の原因は「間違いない、デジタル卓の野郎だ」と、いう結論に至ったのです。

なんか、全体的な音量=爆音にも関わらず、物凄く各チャンネルの音の分離がいいのですが、分離のよさに付随する天然仕様なのか、特にギター周りの出音が非常に痩せ痩せ痩身激痩せ搾りカスみたいに中域のみが強調された、非常に不快な音になってしまっているのです。普段なら埋もれてしまっているピキピキしたピッキングノイズが強調され、肝心の音の厚みとか丸さが完全に消失してしまっているのです。石原さんのギターもジャグリーを通り越して、接触不良のラジオみたいなガリガリした出音になっていて「うへー」って感じなので「うーん」と唸りながらPAのスピーカーに目をやると「JBL」の文字が、って「Strasとかサイケ系のライブ向きなのかこのPAシステムは本当に」と虚空に突っ込みを入れつつ悲しくなってきました・・・

なにしろ、演奏そのものはとてつもなく良い*1のに、三拍子な新曲もすごくかっこよいのに、荒川さんのドラムもすごくタイトにオンビートをズトンズトン重く激しくカッコイイのに、PAの出音が駄目駄目なばっかりにギターの出音が完全に台無しになっていたのですから。うーん「こりゃ1月のシェルターのワンマンでリベンジだな」とココロに誓う僕がいたのでした。

*1:石原さんが機嫌悪そうだったけど