日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

新譜100枚聴き倒れ〜第91回 Marnie Stern の巻

ディス・イズ・イット

ディス・イズ・イット

ところで、旧来(00年代初頭まで)のように音楽雑誌で、気になるアーティストや作品(曲)を見つけて、音を聴きたいと思ったとする。しかし、お店に行っても、在庫が無いかもしれないし、あったとしても試聴もできないとか、そもそも近郊に大型店や専門店があるとは限らないとか、何やら非常にリスクが高く、時間換算で阿呆みたいなコストが「本来的にはかかる」のが、おそらく潜在的な不満要素であったのではないかと(以下、一般的なユーザの状況を妄想してみます)。

んで、アマゾンなら、翌日配送も夢でないっていう線もあるけど、イマすぐに聴けないことには変わりがない。しかも、CDだと「携帯音楽プレイヤー」に曲を移すのがカッタルイ。んなら、音楽配信でデータをダウンロードした方が、早くないかね。ってのが、潜在的なココロ模様なのではないかと(ちなみに、この妄想の対象は、35歳より下の一般的な音楽ファンを対象にしています)。

で、さらにライトな一般ユーザになれば、ヒマつぶしや退屈しのぎ程度のコンテンツにソレホドの時間や労力を割くのはバカバカしい、他にもヒマつぶしコンテンツはあるしね。ということになり、そもそも検討俎上にすら上らないかもしれない。