日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

新譜聴き倒れ伍拾:第27回 Misophone の巻


Misophone / I sit at open window

このユニットも実は昨年の聴き倒れで言及しているのですが、新譜がまたもや良かったので今年も言及することにしました。で、本作も1st同様にホワホワした音像処理とプツプツと入るテープノイズで「追憶のサーカス団的なノスタル爺」や「流浪のジプシー的」な漂白感やモノクローム感を醸し出すという基本路線は変りないのですが、「アルバム」としてのトータルの世界観/完成度に磨きがかかっている感じというかで、今回も大満足なのです。ちなみに、こちらのインタビュー記事によると、どうやら録音は「古い4トラックレコーダー」を使っているらしく、そのピッチベンダーを使ってあの「壊れたミュージックボックス」みたいな音を作っているらしい。

http://www.myspace.com/misophone