映画「パレ・ロワイヤル!」でクククと笑う
フランス映画祭2006に御供でお出かけし、ヴァレリー・ルメルシエ監督主演のコメディ「パレ・ロワイヤル!」*1を観たのですが、普段あまり映画を見ないこのボクでも、時間を忘れてクスクスと非常に楽しく過ごすことができましたのデス*2。
特に登場する全ての男子が揃いも揃って駄目人間なのが、同じく駄目人間な拙者にとっては、非常に親近感が涌く次第、なのでありました。ヴァレリー・ルメルシエの目から見た「男ってば阿呆で間抜けで、ホントどうしょもない人達ね」観が、あまりにもツボで、自分の今の状況をメタ自分的に反芻しつつ、終始ニタニタしたり、クククと笑いがこぼれてしまいました余。本当に、カッコつけたり、スカシたりすればスル程に、本人の意図とは反対に、上滑りして滑稽になって行く様が、もう本当に・・・
ストーリーはよく分からなかったけど、男の滑稽さを「愛あるブラックユーモア」で丁寧にラッピングして晒し者にする、その細部詳細の積み重ねがもたらす不思議なグルーブが、もう非常にツボで御座いました。あと、各種のドタバタ具合が案外に全盛期ドリフのコントのように、リズミカルで小気味よかったのも特筆ポイントでした、なんて思ってしまう映画音痴のボクなのでした。
あ、補足しとくとボクがツボだったのが「男の駄目具合」であったということで、劇中では「女の駄目具合」も「愛あるブラックユーモア」で丁寧にラッピングされてたことを追記しときます余。
*1:映像 http://www.apple.com/jp/quicktime/trailers/unifrance/royal/royal_medium.html
*2:チケットを手配してくれた相方のお友達と相方に感謝なのだ