日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

独りヘビメタについて語る昼休み


今朝は気分が勝れなかったので、パシッとパンチの効いた一発を、己の脳天に一撃必殺したかったので、ついついフラフラと80年代ヘビメタ音楽ディスクをオーディオ機器にセットアップ/蒸着してしまった、そんな僕なのです。

ところで、ヘビメタといえば、皆さんは何を脳裏に浮かべるでしょうか?皮パンでムチムチな股間でしょうか?暴発チリチリな金髪ロングヘアーでしょうか?悪魔や墓場や閻魔様でしょうか?前が見えないぐらいに真っ黒なサングラスでしょうか?ノコギリやナタで武装したウオリアー風情な風流さ加減でしょうか?云々・・・

しかしながらなのです、「これらはどれも本質を突いていないのではないか」と80年代メタル街道真っ盛りの時代を生きたボクは思うのです。そうなのです、メタルの本質はそこにはないのです。で、どこにあるのかと言えば、それはもうズバリ「ツインギター編隊プレー」にあるのではないか、と思うのです。つまり、二人のギターがボーカルを挟んで、ギニュー特選隊の「ファイティングポーズ*1 」さながらのアクションポーズをフォーメーションちっくに様々なバリエーションで展開する、そんな「編隊プレー」が重要なのです。そして、さらにギターソロは二人でハモル>下手な方が「味のあるソロ」>上手い方が「控えめに技術を訴求」という三大要素を適宜組み合わせて展開するのが常なのです。

という訳で「ギター独りで弾き倒すこの人」は、実はメタルではなく、単なる貴族だったのですね。そして、この貴族の方に「酷く蔑みを受けた方」が在籍する拷問道具「鋼鉄の処女」と奇しくも同名のバンド「アイアンメイデン」こそが、最もヘビメタらしいヘビメタなのではないか、とボクは思うのです。いやいや、本当に悪魔とかなんだとかは、もう本当にどうでもいいんですよ、「ツインギターじゃない?」それじゃ「ヘビメタとは認められませんね、本当に」と独り息巻いたところで昼休みは終了なのでありました。


鋼鉄の処女

鋼鉄の処女

*1:スペシャルファイティングポーズだった+特戦隊の間違いだった・・・