Seba Ibarra / Collage de Rio
アルゼンチンの北部、パラナ川を挟みパラグアイとの国境沿いに位置する通称リトラール地方と呼ばれる地域のアーティスト。当該地域の伝統音楽(チャマメやチャカレーラというらしい)がベースにあるらしいのだけど、うすーく水滴の滴る音が音響として仕込まれていたり、音数少なく爪弾かれるピアノとギターが複雑に絡まってリズムと調性を構成する楽曲構造などが示すように、非常に現代的というか叙情的なエレクトロニカ以降の音なのでした。何度も聴き込んでいくうちにイロイロと発見がありそうな「スルメ盤の予感」がする一枚でした(詳細は大洋レコードにて)。