日々常套句

2003年からホソボソと「退屈に関する思索」を亀の歩みで行う退屈研究ブログ(自称)です

新譜100枚聴き倒れ〜第18回 The American Dollar の巻

The American Dollar / The Technicolour Sleep


で、こちらも新譜ではなく2007年に発表された、NYの2人組「American Dollar」の2ndアルバム。こちらも基本パターンは上掲の三枚と同一なのですが、アンビエントなシンセやピアノフレーズが主で、味付けにフィードバックギターが選択されている点において、ずいぶんと柔らかく/温かみのある印象のサウンドなのでありました。正直、もしかすると今回購入した5枚の中で一番を選べと言われたら、迷わずこのアルバムを選んでしまうかもと思うのです。しかし、そのように思う要因が、単に聴いた順番の問題、つまりギター主体のサウンドに食傷気味だっただけ、なのかもしれません。或いは、このアルバムをかけ流していた時間帯、或いはボクの部屋の空間的な要因(光の差し込む雰囲気/音の反響具合)との相性なのかもしれません。で、なにが言いたいのかというと、こういう種類の音楽は、CDに録音された音楽だけが全てではないんだよなぁ、というのをボンヤリと実感する次第なのでありました。ということで、以下に続く・・・